林道・作業道を雨水の浸食から守るためには路面の水を分散し、排出することです。 ブンサンベルトの特徴
設置にあたっての留意点
標準仕様
仕様状態断面図
仕様状態斜視図
日本森林林業振興会高知支部との共同実験での試験結果の学識経験者の見解ブンサンベルト工に関する現地試験はほぼ1年間にわたり実施した。その期間中の降水量は本県の平均降水量2547.5mm/yearを超過する2895mm〜3649mmであつた。この降水量は未舗装路面の維持・管理に支障をもたらす降水量でもある。試験地に設定した林道はブンサンベルト工群の現地試験地に対して最適の試験地でもあつた。試験地に設定した未舗装林道路面勾配は3度前後から10度前後の緩急勾配の未舗装林道である。雨の降り方の強・弱にもよるが、ブンサンベルト工群施工以来、未舗装路面上には運搬車両の轍の形成は確認されない。ただ未舗装路面上の掃流力による侵食・堆積の現象はそれぞれ確認された。ただし、これらの現象は路面勾配が10度前後の路面であり、3度前後の緩勾配の林道では確認されない。当然、運搬車の轍の形成も確認されない。 ブンサンベルト工の特徴の一つは”基礎工が面構造”であることによる。さらに、路面との馴染み(注:路面との接蝕カ所)を良好に維持するために、間伐材の板材を設置したことである。ブンサンベルト工のコストはある程度上昇するが、ブンサンベルト工群の耐久性を高める効果は期待される。 ベルトはブンサンベルト工の最重要な部品である。その性能は添付の試験成績表から推測される。性能として重要な点は上・下の曲げの耐久性である。添付の重量車による試験回数(注:重要な点である。必要な回数)でも、ベルトの”劣化現象”は確認されない。 現地のブンサンベルト工群のベルトでも試験期間中ベルトの”劣化現象”は確認されない。 以上の現地試験成績の結果から、ブンサンベルト工は未舗装林道路面の維持・管理に最適の機能を有する施設構造物であることが評価できる。 以 上 |
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